今や自動車学校でも「学科教習のオンライン化」が当たり前になってきました。
この記事では、自動車学校の学科教習がオンライン化となったことについての注意点などを説明していきます。
学科教習をオンラインで受講するうえで気を付けていただきたいこととして、受講する本人ももちろんですが、同居している方(ご両親など)にも気を付けて欲しいことが書いてあります。一緒になって読んでもらえたらと思います。
オンライン学科教習は「学科教習」であることを忘れない
「自動車学校でこれから初めて免許を取る」という人は、技能教習の他に「学科教習」を受けなくてはいけません。
修了検定(仮免試験と言うことが多い)や卒業検定などを受検するための受験資格は、すべての教習が完了していることです。
そして技能教習を完了させるためには、先に学科教習を終わらせておく必要があります。
学科教習の内容は、安全な運転をするための重要な知識です。
安全運転の知識を、学科教習でしっかりと学んでから、技能教習を受けて欲しいです。
数年前の新型コロナ社会を経験してから、自動車学校にもテレワーク的な影響がありました。
学科教習も「オンライン」で受講できるようになったのです。
わざわざ自動車学校に出向き、教室で学科教習を受けなくても良いことになりました。
オンライン学科教習導入当初は、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策として。
その後は、教習生の利便性確保のためという色が強まってきました。
やがて、オンライン学科教習は自動車学校のセールスポイントのひとつとなりました。
今現在は、自動車学校もオンライン学科が当たり前の世界です。
各自動車学校によって、オンライン学科教習の運営方法は多少違うかもしれません。
大きな違いは、「ライブ配信方法」か「オンデマンド配信方法」かの違いです。
私の知る限り、最近はほとんどの自動車学校が「オンデマンド配信方法」を採用しているので、この記事では「オンデマンド配信方法」を前提として進めていきますのでご了承ください。

今や当たり前となった「自動車学校のオンライン学科教習」のメリットとデメリット。 そして注意点について以下の通り説明していきます。
- オンライン教習のメリット
- いつでも受講可能
- どこでも受講可能
- オンライン教習のデメリット
- 受講環境が必要
- 質問できない
- 学科教習がつまらない
- 承認が必要
- オンライン教習の注意点
- 承認に時間がかかる
- 押印に時間がかかる
- 受講不成立がある
- 効果測定に合格できない
オンライン教習のメリット
いつでも受講可能
今までの学科教習は、自動車学校が計画した学科教習の時間割に合わせて受講する必要がありました。
それが今では「今日は時間が空いているけれど、今日受講できる学科教習がない」ということがなくなりました。
「ちょっと時間が出来たから、今のうちに学科教習をひとつ受講してしまおう」が可能となったのです。
タイパが重視される今のご時世にピッタリですね。
どこでも受講可能
今までの学科教習は、自動車学校が計画した学科教習の時間割に合わせて、自動車学校に行って受講する必要がありました。
それが今では、キャンパスやカフェの空いている席に座り、ノートパソコンを開けば受講が可能となりました。
自動車学校に出向く「手間」と「時間」が要らなくなったのです。
便利な世の中になりましたよね。

オンライン教習のデメリット
受講環境が大切
「いつでも・どこでも」とは言いますが、やはりオンラインで受講が可能な環境が必要です。
そのためには、安定したWi-Fi環境が必要です(5Gや4Gでの受講はお勧めできません)。
オンライン学科受講中に通信が切れてしまうと、その場で受講が中断されてしまいます。
中断された場合は、改めて初めから受講するハメになります。
気の毒なこととは思いますが、通信が切れてしまった以上は、どんな理由であっても学科教習受講完了とはなりません。
安定した通信環境が整った場所で受講しましょう。
質問できない
正確に表現すると「質問できない」ではありません。
オンライン学科でも質問はできます。
ただ「質問しづらい」です。
オンライン学科では、学科教室で行う対面学科のようにその場で面と向かって質問することはできません。
イメージとしては、メールを使った質問と同じと考えてください。
受講後、教習生は疑問に思ったことを文字にして質問します。
後日、学科指導員がその質問に対して文字で返信します。
この「文字で質問」が厄介なのです。
対面で、話し言葉で質問・回答するのは気軽に出来ます。
「文字にして質問」すると、質問の意図も伝わりづらいので、回答が難しく、回答の意図も伝わりづらいのです。
しかも、その返答は後日になります。
もし質問があれば、効果測定の時の学科指導員に質問するのをお勧めします。
教習がつまらない
自動車学校の教室で学科教習を受けていると、その場の雰囲気や話の進み具合に応じて、学科指導員の話し方が変わります。
いわゆる「抑揚がある」話し方になります。
オンライン学科教習では、事前に録画したものを配信するので、学科指導員の話し方も単調にならざるを得ません。
受講していても、単調でつまらなく感じてしまいます。
受講中に居眠りしてしまう教習生も少なくありません。
居眠りは受講不成立となりますので、学科教習をオンラインで受講する時は、しっかりと目が覚めた状態、集中できる状態で受講しましょう。

承認が必要
学科教室で受講する場合は、受講後その場で教習原簿に押印してもらえます。
オンライン学科教習の場合は、そうはいきません。
まず学科受講中は、AIが教習生の受講状態を確認・判定します。AIの判定でNGにならないように受講してください。
受講中に「画面にタッチしてください」など何らかのアクションを要求された場合は、AIがNG判定を出していることが考えられますので、出来るだけそうならないようにしましょう。
受講中のNG判定が多いと、受講後にNG判定になることもあるので注意してください。
また、オンライン教習中は、インカメラなどで受講中の教習生の様子も撮影しています。
オンライン教習が終わった後、学科指導員などが教習生の受講態度を確認します。
受講態度を確認した指導員が「受講態度良好」と判断すれば、学科教習は成立したとして承認・押印がされます。
「受講態度不良」と判断されると、不成立となり押印も出来ません。
オンライン学科は、学科教室で行う学科教習と同等に扱われます。
学科教習に集中していない時は不成立と判断されるので注意してください。
受講態度不良のためにオンライン学科不成立とされる例を並べてみました。
受講態度不良と判断された例
- 居眠りしていた
- 飲食などが確認された
- 他の動画を視聴しながら受講していた
- 友人などとおしゃべりをしていた
- 明らかに画面を見ていない
- 他のレポートなどを作成しながら受講していた
- 途中で移動した
- 入浴しながら受講していた
- 高校、大学などの講義中だった
オンライン学科教習受講に使用している端末の設定
受講に使う端末の設定によっては、オンライン学科が途中で止まってしまうので注意してください。
端末の設定については、オンライン学科受講申込時に説明があるはずなので、しっかりと聞いておいてください。
以外に、端末の設定を聞いていない教習生が多く、受講中に動画が止まってしまいご自身で困ったことになるケースが多いです。
端末の設定には十分注意してください。
端末の設定が原因でNGになった例
- オンライン学科受講中に通話・メール・LINEなどの着信があった
- 他のアプリを使用するなど学科教習受講以外の操作があった
- 推奨されているブラウザ以外を使用して受講していた
- 使用中のWI-FIが途切れた
- インカメラの設定が適切ではなかった

その他、オンライン教習の注意点
承認に時間がかかる
オンライン学科受講後、学科指導員などが受講状態を確認してからの承認となります。
受講直後に確認できるわけではありません。時間に余裕をもって受講してください。
受講後、翌日中までに承認する自動車学校が多いようです。
押印に時間がかかる
上記で述べたように、受講状態は受講後の翌日中に確認されます。
教習原簿などに押印されるのは、受講確認後の更にそのあとになります。
ぎりぎりのタイミングで受講すると、間に合わないこともあります。
効果測定に合格しないと先に進めない
これはオンライン学科とは直接関係はありませんが、自働車学校には効果測定というものがあります。
効果測定とは、わかりやすく言うと模擬テストのことです。
効果測定を受けるためには、学科教習が終わっていないといけません。
そして、効果測定に合格していないと、技能教習も終わらせられません。
技能教習を終わらせる前に、学科教習を終わらせて「効果測定」に合格しておきましょう。
ちなみに
修了検定前の効果測定では「50問中45点以上」
卒業検定前の効果想定では「95問中90手に上」が必要です。
効果測定に合格するためにも、もちろん正しい知識を得て安全な運転のためにも、学科教習はまじめに受講しましょう。

まとめ
学科教習は、安全に運転する上で必要な知識を学ぶための重要な教習です。
また、オンライン学科教習は、自動車学校の教室で受ける学科教習と同じ扱いです。
YouTubeなどの動画を視聴しているのとは違います。
学科教習に集中してください。
受講中の態度は、端末のインカメラによってAI判定され、しかも受講後、指導員などの目視確認があります。
受講が終わったからと言っても、後で不成立と判断されることもあります。注意してください。
受講中の態度などが悪質だった場合は、オンライン学科を受講すること自体が取り消されることもあります。
オンライン学科教習も含めて、学科教習を早めに受講し終わり、効果測定にも合格しておく。
そして、安全運転の知識をしっかりと身に着けてから、技能教習を受講する。
技能教習で、延長・補習教習もなく、技能検定にも確実に合格するためには1番大切なことですよね。
