緊張する卒業検定!バイクの乗車手順を徹底解説。 オートバイの乗車手順

満開の桜 卒業検定
  1. 卒業検定の時の乗車手順は普段の教習でも意識して練習しておきたいポイント。この記事では「覚えてしまいたいオートバイの乗車手順」を細かく解説。ど緊張する卒業検定でもスムーズに発進できるように、具体的なポイントとメンタル面でのアドバイスを交えてます。「これさえ忘れなければ何とかなる3つのポイント」もまとめました。
    1. オートバイの乗車手順
      1. オートバイに正対して周辺の安全確認
      2. 前輪ブレーキを握り、ハンドルをまっすぐにする
      3. オートバイを起こす
      4. サイドスタンドをはらう
      5. 乗車する
      6. 右足をステップにのせる
      7. 左右のミラーを調整
      8. ギアがニュートラルであるのを確認
          1. ニュートラルランプが点灯しなかった場合は
      9. エンジンをかける(始動する)
      10. ギアをローギアに入れる
      11. 発進合図
      12. 周囲の安全を確認して発進する
      13. 自動車学校によって手順に多少の違いはある
        1. 普段からクセをつけておくことが大切
    2. これさえ忘れなければ何とかなる「3つのポイント」!
      1. アタマの中が真っ白になったら
        1. 「3つのポイント」とは!
          1. ブレーキは必ずかけておく
          2. 「乗り降り」「右足を着くとき」は右後方の安全確認
          3. エンジンがかかっているときはクラッチレバーを握っておく
    3. まとめ
      1. 技能検定を始める前には必ず本人確認があります。

卒業検定の時の乗車手順は普段の教習でも意識して練習しておきたいポイント。この記事では「覚えてしまいたいオートバイの乗車手順」を細かく解説。ど緊張する卒業検定でもスムーズに発進できるように、具体的なポイントとメンタル面でのアドバイスを交えてます。「これさえ忘れなければ何とかなる3つのポイント」もまとめました。

 オートバイの卒業検定。。。
 考えただけで緊張しますね。

 卒業検定当日の緊張感の膨らみ方は次のようになるイメージです。

  1. 技能検定員と初対面
  2. 検定の説明を聞きながら緊張感増し増し
  3. 検定コースの発表
  4. 受検番号の発表
  5. 検定開始
  6. 自分の順番が迫ってきて
  7. アタマの中が真っ白
  8. 自分の番が来て緊張マックス

 卒業検定時には「普段失敗したことのないことで失敗してしまう人」たちを本当にたくさん見てきました。検定中に、突然アタマの中が真っ白になってコースが分からなくなる人も。

 そんな状況なので卒業検定の時だけ正しい手順で乗車しようとしても無理。
 スタートの時点で「アタマの中が真っ白」になってしまうと、もう最悪です。

 バイクに乗るときは毎日の技能教習から正しい手順で行い、自分自身に「くせ付け」をしてください。
 「ルーティーンを作る」と言っても良いでしょう。

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オートバイの乗車手順

 オートバイに乗るとき、降りるときの手順は技能教習の最初の時間で指導されます。

 しかしまぁ、教習が進んで慣れてくるとテキトウに乗っちゃう人が多い多い。。。

「早く走りだしたくて」または「準備が遅れてあせってしまって」
 手順はともかく早く発進準備をしてしまう人が多い。そして
 乗車手順があやふやになっていきます。

 そういう人は卒業検定が近くなって焦ると、指導員に聞いてきます。
「先生、どうやって乗るんだっけ。。。」と。

 もちろん指導員は今までの流れを見て分かっているので、中には冷たく返される人も。
「運転教本に載っていますよ」
「最初に説明した通りですよ」
 教習生に対してこのような言葉は発しないものの、そういう目で見られちゃいますよ。

 卒業検定は想像している以上に緊張します。そんななか卒業検定の時だけ正しい手順で乗車しようとしても無理。
 緊張でアタマが真っ白になっても「勝手に身体が動く」くらいにしておきたいです。

 ルーティーン化するのです! 

 この記事では乗車手順について細かく乗車手順を追って解説します。
 ぜひ、普段の教習から自分に習慣づけてください。

腰は遠すぎず近すぎず

オートバイに正対して周辺の安全確認

 オートバイの左側に立ち、まわりの安全を確認。

 オートバイに向かって正面を向き「右・左」と見てください。
 オートバイの前方・後方の安全を確認します。

前輪ブレーキを握り、ハンドルをまっすぐにする

 車体はサイドスタンドにあずけたまま。
 前輪ブレーキを握りハンドルをまっすぐにする。
 車体が不意に動かないように前ブレーキを放さないように気をつけます。

 ※通常、オートバイが停めてあるときはハンドルが左いっぱいになっています。そのままオートバイを起こすとバランスを崩しやすいので、まずはハンドルをまっすぐにすることをおススメします。

沢山のアメリカンバイク

オートバイを起こす

 オートバイを送すときは、バランスをくずして道路側に倒れてしまうことがあります。
 必ず右うしろの安全を確認してからオートバイをまっすぐに起こしてください。

 ハンドルは真直ぐにしておいた方が、オートバイがまっすぐ立っている感じをつかみやすいです。

サイドスタンドをはらう

 サイドスタンドが地面から離れたのを確認してからサイドスタンドをはらいます。

 左右のどちらの足を使っても良いですが、スタンドをはらう時は一般的に左足がやりやすいです。
 ハンドルがななめになったり、前ブレーキを放してしまわないように。
 どちらもバランスをくずすきっかけになります。

 ちなみに、オートバイを降りる時にスタンドを出す場合は右足がやりやすいですよ。

肩の力を抜いてリラックス

乗車する

 乗車する時はとくにバランスを失いやすいため、必ず右うしろの安全を確認。

 体格的に乗り降りに不安がある人は、ハンドルを少し右に切ってから乗ると楽です。ただしハンドルを右に切っている分、オートバイを直立に保つのは微妙にむつかしくなるので注意してください。

 乗車時のポイントは、やはり前輪ブレーキレバーをはなさないこと。
 不意にオートバイが動くと大きくバランスを崩します。

右足をステップにのせる

 バイクにまたがって体制が落ち着いたら、まず右足をステップにのせます。その時は右足の土踏まずでステップを踏むと良いです。

 ステップに足をのせたらブレーキペダルを踏む。これが大切。
 ブレーキペダルは踏んだままにします。

 安定感が全然違います。

ハンドルは真直ぐに

左右のミラーを調整

 後ろブレーキがかかっていますので前ブレーキを放してもオートバイは安定します。大丈夫。

 後ろブレーキをふんだまま、両手で左右のミラーを調整。
 もちろん片手ずつでも大丈夫です。

 ミラーを調整する必要がなかったとしても、必ずミラーに触れるように意識してください。
 これは卒業検定対策です!忘れないようにしましょう。

サイドミラーに映る景色

ギアがニュートラルであるのを確認

 左手でクラッチレバーを握ります。

 後ろブレーキは踏んだまま、右手でエンジンキーを「オン」の位置に。メーター内のグリーンのランプ「ニュートラルランプ」が点灯するのを確認します。

スピードメーター
ニュートラルランプが点灯しなかった場合は

 ギアがニュートラルになっていなければ「ニュートラルランプ」は点灯しません。
 その場合はギアをニュートラルにしなければいけません。
 かならず以下の手順で操作してください。

  1. 右足を地面に着かないとギアを変えられなので、前ブレーキを握る。
  2. 右うしろの安全を確認。
  3. 後ろブレーキを放して右足を地面に着く。
  4. 左足でギアペダルを操作してニュートラルギアに。
  5. ニュートラルランプが点灯するのを確認。
  6. 左足を地面に戻し、右足で後ろブレーキを踏みなおす。

この手順で操作すれば減点の対象にはならないはずです!

エンジンをかける(始動する)

 後ろブレーキを踏んでいれば前ブレーキを放しても大丈夫。

 右手親指でスタートボタンを押す。

 エンジンがかかったら素早くスタートボタンをはなしてブレーキレバーを握る。

ギアをローギアに入れる

 ニュートラルギアでは発進できないので、ローギアに入れる必要があります。

  1.  右足を地面に着かないとギアを変えられなので、前ブレーキをはなさない。
  2.  右うしろの安全を確認。
  3.  後ろブレーキを放して右足を地面に着く。
  4.  左足でギアペダルを1段下げてローギアにする。
  5.  ニュートラルランプが消えるのを確認。
  6.  左足を地面に戻し、右足で後ろブレーキを踏みなおす。

 これで発進の準備は出来ました。

オートバイのギア

発進合図

 突然発進のウインカーをつけると他の車両に迷惑がかかることがあります。

 発進のウインカーをつける時にはミラーでうしろの安全を確認してください。
 後ろの車両が自分よりも先に発進しようとしていたら、発進合図をつけるべきではないです。

 周囲を歩いている人、横を通り過ぎようとしている車両などがないのを確認してください。
 大丈夫そうであれば左手で右ウインカーをつけます。

オートバイのサイドミラー

周囲の安全を確認して発進する

 発進時の安全確認は以下の通りです。

  1. 左うしろ
  2. 左ミラー
  3. 右ミラー
  4. 右うしろ

 これを「4点確認」と言います。

 ※ちなみに普通車の発進時の安全確認は

  1. 左後方の目視
  2. 左サイドミラー
  3. ルームミラー
  4. 右サイドミラー
  5. 右後方の目視

 となるので5点確認と言います。

バックミラーに映る女性

 安全が確認出来たら発進し、すぐに発進合図を消してください。
 たまにウインカーをつけっぱなしで走行する受検者がいますので気をつけましょう。

自動車学校によって手順に多少の違いはある

 実際は、それぞれの自動車学校によって多少の違いはあるかもしれません。

 基本的には通っている自動車学校の手順に従ってください。

 しかし「教習指導員の資格を取るにあたっては、この手順で間違いありません」ので、以上の手順にそって発進出来れば、卒業検定のときに「減点の対象にはならない」です。

普段からクセをつけておくことが大切

 冒頭でも触れましたが、卒業検定の時だけ正しい手順で乗車しようとしても無理です。

 普段の技能教習の乗り降りの時も正しい手順で行い、自身に「くせ付け」をしておくと良いです。

 繰り返しますが、とにかく卒業検定は緊張します。

 アタマが真っ白になっても勝手に身体が動くくらいにしておく必要があります。

 普段の教習から、乗車の手順を意識しておきましょう。

これさえ忘れなければ何とかなる「3つのポイント」!

 細かく解説してきましたが、手順をひとつでも間違えたらダメと言うことではありません。
 まずは安全に発進できることが大切です。

 なので
 ひとつ手順を飛ばしてしまったとしても慌てないでください。
 たいした失敗ではありません。
 万が一にも変な失敗をしたとしても、卒業検定ではせいぜい減点で済みます。

 暴走や転倒でなければ、そこまで心配することはありません。

 とはいっても「あ、しまった!」と、あせってしまって、その後の走行に支障をきたすような心理状態にはなりたくないですよね。

 手順を間違えたことに気が付いて、また最初からやり直す人もいますが、それもまた無意味。
 間違えてしまった後ですからね。もう遅いんです。

 やはり正しい手順を身に着けておくことが一番です。

アタマの中が真っ白になったら

 もしアタマの中が真っ白になってしまったら次の3つのポイントを思い出して落ち着いて操作しましょう。

 この3つのポイントさえ守れば、とりあえず安全に乗車は出来ます。
 減点されても最低限の減点で済むはずです。

「3つのポイント」とは!

 オートバイの乗りかた、降り方について「とりあえずこれを守っておけば減点にはなりませんよ」というのが次の3つです。
 覚えておいても損はありませんよ。

  1. ブレーキは必ずかけておく
  2. 「乗り降り」「右足を地面に着く」ときは、必ず右後方の安全確認
  3. エンジンがかかっているときは、クラッチレバーは握っておく

ブレーキは必ずかけておく

 うっかりオートバイが動き出しても怖いです。

 少しタイヤが動いただけでもバランスを崩します。
 必ずブレーキはかけておきましょう。
 基本は前後ブレーキは同時です。

ハンドルのアクセルグリップの持ち方
「乗り降り」「右足を着くとき」は右後方の安全確認

 慣れていない人は乗り降りのタイミングでバランスを崩します。

 実はベテランでも疲れているときは要注意なんです。
 場合によっては右側、車道側に転倒することも考えられます。
 乗り降りの時は、必ず後ろの確認をしてからにしましょう。

 また、停止中にギア操作をしようとすると、どうしても右足を地面に着かなくてはいけません。
 オートバイを右に傾けることになります。

 その時に右足がすべったりしてバランスを崩すと、車道側に転倒です!
 
 バイクを右に傾ける時は、必ず直前に右後ろの安全を確認してください。

右足を着いて停止
エンジンがかかっているときはクラッチレバーを握っておく

 ギアがニュートラルでもクラッチレバーをはなさないでください。

 左足のパンツの裾や靴紐が引っかかってギアが入ってしまうこともあります。
 中にはニュートラルランプが誤作動していることも。。。

 エンジンがかかっているということは動き出す可能性があるということ。

 エンジンがかかっている間はクラッチレバーを放さないでください。

クラッチレバーに指

まとめ

 検定員も人間です。

 発進手順が「テキパキ」と出来る受検者と、発進するまでに「もたもた」と時間がかかる受検者。
 どちらが印象が良いのか、わかりますよね。

 繰り返しますが、普段の教習から「乗車手順」「降車手順」を意識した乗り降りをしてください。
 必ず、卒業検定の時に役に立ちます。
 テキパキと乗車出来ると、見ていても気持ちよいものですし、何よりも「格好良い」です。

「卒業検定で失敗したくない」
「緊張していつも通りの運転ができない」
 と心配だという方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 普段の教習から実践できる内容なので、卒業検定に良い影響を与えることは確実です。

 理想はテキパキと乗車することなんですけれど、緊張のあまりアタマ真っ白になるとそうはいきません。
 そうなったら、せめて3つのポイントを思い出しながら始めちゃいましょう。

 「正しい手順」より「正しい安全操作」が大切

 この3つのポイントはオートバイから降りる時も同様です。
 とても大切なので覚えておくと良いですよ。

 バイクの降り方についてのこまかな内容が気になる人はこちらの記事もご覧になってください。
    ↓
 「バイクの降り方はこれで完璧。卒業検定のための降車手順

 

技能検定を始める前には必ず本人確認があります。

 本人確認として以下の内容を自己申告します。
  ※(自動車学校によっては事前に済ましているところもあり)

  • 受験番号
  • 氏名
  • 年齢
  • コンタクトレンズ等の使用の有無(眼鏡等の条件がある場合)
  • 運転免許証の提示(提示のタイミングは自動車学校による)

 自己申告についてのこまかな内容はこちらの記事で解説しています。
 気になる人はご覧になってください。
  ↓
 緊張を乗り越えよう!卒業検定開始前の心構え 準備運動と自己申告

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