- 自動車学校に入校しようと思い立った時、またはお子さんなど家族を自動車学校に通わせようとなったとき、いったい「いつから通えば(通わせれば)良いのか」などで迷ったことはありませんか? この記事では、自動車学校に勤務していた私視線でのそれぞれの季節によるメリット・デメリット、必要な期間、入校の準備など、「自動車学校に入校するタイミングと費やす時間」にポイントを絞ってお伝えします。
自動車学校に入校しようと思い立った時、またはお子さんなど家族を自動車学校に通わせようとなったとき、いったい「いつから通えば(通わせれば)良いのか」などで迷ったことはありませんか? この記事では、自動車学校に勤務していた私視線でのそれぞれの季節によるメリット・デメリット、必要な期間、入校の準備など、「自動車学校に入校するタイミングと費やす時間」にポイントを絞ってお伝えします。
「教習をする側」からすると、「入校したい」と思い立った日が「入校に最もよいタイミング」です。 最も効率よく教習を進めて、運転技能を習得するためのポイントは「教習生のやる気」だからです。
ただ、自動車学校業界の混み具合の諸事情もこの記事で紹介していきます。
「これから自動車学校に通い始める」人の疑問点を解消する参考になれば良いなと思います。
ぜひ、参考にしてみてください。
- 自動車学校には入校生が殺到する「繁忙期」と、比較的に空いている「閑散期」がある。
- 入校してから卒業までの期間は以前に比べて長い期間が必要になっている。
- 普通車の場合は、マニュアル免許を選んだほうが良いの?
- 自動車学校によって教習の予約の仕方は違うの?
- 学科教習は予約は必要なの?
- 入校する時に必要なものは何?

自動車学校には「繁忙期」と「閑散期」がある。
繁忙期
自動車学校の繁忙期は、夏休み時期と、春休み時期が、忙しいです。
夏休み時期で入校が増えるのは、7月中旬頃からです。
7月中旬からは高校生が。8月中旬からは大学生が夏休みに入るために、普通自動車免許取得希望の教習生が多く入校します。
それぞれの自動車学校の立地によって、メインターゲットが高校生なのか、大学生なのかで、混み始める時期に多少差が出てくるはずです。
普通車の免許を取りたい人には「この時期に入校すると混みますよ」と思っておいてください。
では、オートバイの免許を取りたい人は影響がないのでしょうか?
自動車学校では指導員の数は限られています。オートバイの教習生は少なくても、指導員が普通車の教習に多くの人数を取られてしいます。
結果としてオートバイの教習をする指導員が少なくなります。
普通車もオートバイも、この時期はなかなか混みあうと認識してください。
春休み時期には、高校生が「押し寄せるように」入校してきます。
各都道府県で多少の差はあるでしょうが、イメージとしては2月に入ると「自動車学校解禁」になる高校が多いと感じます。
私の勤務していた自動車学校では、2月になると自動車学校解禁になる高校がほとんどでした。
「大学に入学する前に免許を取りたい」と入校してくる人が本当に多いです。
もっと真剣なのは「就職が決まったので3月末までに免許が必要になった!」という人が入校してきます。「就職が決まったので」は普通自動車の免許だけでなく、オートバイの免許を取りたい人も多くいます。
普通車の免許は、会社に就職が決まったり、大学に進学する前に地元で免許を取ってしまいたい人が多いです。
オートバイの免許で多いのは、郵政関係や、警察関係に就職が決まった人が多いです。
なので、春先は普通自動車の教習も、オートバイの教習も、どちらも混みます。
夏休み前は「免許を取りたい」人が多数入校します。
春休み前は「免許を取らなきゃいけない」人が殺到します。
繁忙期では、入校は出来ても「教習開始までは1か月待ち」なんてこともあり得ます。
「繁忙期」と言われる、これらの時期に入校を考えている人は、あらかじめ混みあうことは了承しておいてくださいね。
閑散期
上記した「繁忙期」を外した時期が「閑散期」となります。
夏休みが終わった時期が「秋の閑散期」とされます。
「秋の閑散期」の始まりの時期は、はっきりとしていません。
高校生の夏休みが終わるのは8月末日と考えてもらって問題ありません。高校生をターゲットとした自動車学校では、それで良いと思います。
大学生の夏休みが終わるのは、それぞれの学部のテストの終わる時期がバラバラなため、はっきりとした時期は言い表せません。
多いのは、9月末から10月上旬でしょうか。その自動車学校近隣にある大学によっても違うでしょう。
普通車の教習希望の人も、オートバイの教習希望の人も、ペーパードライバー講習を希望する人も、通おうと思っている自動車学校に直接確認してもらった方が良いと思います。
春休みが終わった時期が「春の閑散期」となります。
「春の閑散期」は、大学生をターゲットにしている自動車学校では、入校が多い時期です。
大学に入学してから、普通車の免許を取ろうとする大学生が多く入校します。
新大学生が多く入校するこの季節が、なぜ閑散期となるのか。
新大学生は、入校はするのだけれど、大学のガイダンスや、部活・サークルなどの参加、新たに始まる大学の講義などで忙しく、思いのほか自動車学校には来られないのです。
春に入校した新大学生は「自動車学校に通うのは夏休み」といのが多いパターンです。
そのうえ、春の繁忙期で入校した高校生や大学生は、4月には自動車学校を卒業してしまっているので、新大学生の入校が多い割には、自動車学校は忙しくならないのです。
以上をまとめると、自動車学校に入校するお勧めの時期は
①4月以降の春の閑散期
②9月以降の秋の閑散期
ということになります。
しかし、例外もあります。
北国の入校時期についてです。
北国には雪が降ります。
冬期間は、自働車学校のコースにも雪が積もります。
雪が降る季節は、オートバイの教習は出来ません。
オートバイの教習に関しては
春先は、雪が解けたのを機に入校性が殺到する。
秋ころは、雪が降る前に卒業してしまいたい教習生が集中する。
ということを覚えておいてください。
積雪地域の自動車学校は、春先、秋ころにオートバイの教習に指導員が注力されるため、オートバイの教習が混むことはもちろん、その分、普通車の指導員も手薄になる可能性があります。
事前に問い合わせて確認しておきましょう。

入校してから卒業までの期間は以前に比べて長い期間が必要になってきている。
コロナ渦の影響なのか、ただ単にそういう時代になってきたのか、最近の自動車学校は卒業までに要する期間が長くなってきています。
これから自動車学校に子供を通わせようと思っている親世代が免許を取ってきたころは、入校から卒業までの期間が1か月というのが普通だった世代が多いのではないでしょうか。
平成を過ごし、令和になった今では、1か月で卒業する教習生はかなり稀です。
最もボリュームの多いのは、卒業までの時間が4~5か月の人たちです。
今の時代は、自動車学校に通うことは、日々の生活の片手間にしている人の方が多いのです。
「出来るだけ早く自動車学校を卒業すると良い」と思っているのは、親だけなのです。
令和の現在、自動車学校に通っている本人たちの優先順位は、自動車学校が1番ではないのです。
自動車学校の教習には、「教習期限」というものがあります。
普通自動車もオートバイも「教習期限は9か月」と道路交通法で定められているのですが、最近はその9か月きっかり使って卒業する人も珍しくはありません。9か月の教習期限を切らして退校してしまう人も毎月のようにいます。私の勤務する自動車学校では、期限切れで対抗する教習生は、毎月2桁います。
期限が切れて退行することになっても、教習料金は戻ってきません。
自動車学校に通う本人はもちろんのこと、子供を自動車学校に通わせようと思っている人は覚えておくと良いと思います。
普通車の場合は、マニュアル免許を選んだほうが良いの?
オートバイの免許を取ろうと考えている人に対しては、絶対にマニュアル免許にした方が良いです。オートバイのオートマチック限定免許に限って言えば、メリットはほとんどありません。オートバイのオートマチック免許についてはこちらの記事で説明していますので、気になる人は読んでいただきたいと思っています。(令和7年1月現在)
普通車の教習に絞っていえば、最近のマニュアル(東海地方ではミッションって言っていましたね)免許の教習生の割合はかなり下がっています。
令和6年の私の勤務する自動車学校では、「マニュアル20%、オートマチック80%」でした。
しかも。
令和7年4月からの法改正では、マニュアル免許であってもほとんどの技能教習をオートマチック車を使用した教習に変ります。
マニュアル車をしっかり乗りこなせるようになって自動車学校を卒業したいと考えている人は、令和7年3月中に入校を済ませなくてはいけないことになります。
若い世代の「クルマ離れ」が話題になって久しい昨今は、教習生自身も自動車の運転に対して関心が薄いのが実情です。
クルマの免許は、オートマチック限定免許が当たり前だと思わないといけません。
実際、マニュアル免許で入校した教習生も、その理由を聞くと、ほぼ100%と言ってよい確率で「親がマニュアル免許にしろと言うから」と言います。
自分でマニュアル免許が欲しいと思っている教習生は本当にごくごく僅かでしかいません。
しかもマニュアル免許で入校したのに、途中でオーマチック限定免許に変更する教習生が多いのも実情です。
オートマチック限定免許で卒業して、どうしてもマニュアル免許が必要となったときに、限定解除をする方が良いかもしれませんね。
オートマチック限定免許を通常の運転免許と捉え、マニュアル免許は「マニュアル車も運転出来る免許」だと気持ちを切り替える必要があるのかもしれません。
「自動車学校でしっかりとマニュアル車を運転出来るようになる」という時代ではなくなったと思うしかないようです。私、個人の感想です。
自動車学校によって教習の予約の仕方は違うの?
技能教習の予約の方法は、各自動車学校で様々です。
予約の方法については、普通車でもオートバイでも、自動車学校によって違うので事前に確認しておいた方が良いでしょう。
- 配車用PCを使って、教習生が自分の好きなようにある程度先まで予約を取れる方法。
- 1時間ずつ教習が終わるたびに次の予約を取る方法。
- 指導員と打ち合わせをして個々に予定を組んでいく方法。
- 入校した時点で卒業までの予定を組んでしまう方法。
それぞれの予約の方法に、一長一短があります。
配車用PCを使って自分の好きなように先まで予約を取れる
自動車学校によって多少の違いはありますが、教習生が先まで予約を取れるようになっています。
「3時間分」とか「4時間分」とか、自動車学校によって取り決めはありますが、教習生自身で先の予定が決められます。
デメリットは、例えば、途中で予定が変わって1時間キャンセルをした場合です。
自身で最初に予約を入れた進み具合と、実際の進み具合に違いが出てしまうことがあります。
延長がついてしまった場合も同様です。
それらの場合は予約は取れていても、実際には予定通りに進んでいなくて、当日に教習が出来ないことがあります。
予定を組みなおすときに、思ったように予約の空きがなくて教習が進まなくなるのもデメリットです。
自身できちんとカリキュラム通りに教習の進み具合を理解したうえで、教習を進められる人にお勧めのシステムです。
1時間ずつ教習が終わるたびに次の予約を取る方法。
先の予定は立てづらくなりますが、教習の進み具合に応じて着実に予約が取れます。
実際の進み具合との差がなくなるので「せっかく予約を取ったのに、教習が出来なかった」ということが少ないです。
先々の予定が分からない人や、教習期限に余裕のある人、延長がついて先の予定が変更されるという心配をしたくない人におすすめの方法です。
指導員と打ち合わせをして個々に予定を組んでいく方法。
先に出た「配車用PCを使って自分の好きなように先まで予約を取れる」のを、担当指導員と打ち合わせをしながら、1時間ずつ確認しながら進めていく方法です。
予定が変わったり、延長がついてしまった場合も、指導員と話しながら柔軟に予定を組み替えられます。
着実に、自分の進み具合に応じて教習が進みます。
デメリットは、ほぼアナログ状態なので、急な予定変更などがあった場合、自身で予定が変更できない点です。
直接、自動車学校や指導員に電話連絡(LINEを使ったりするところも)をして、やり取りをしないと次の予定が決められない場合が多いです。
「自動車学校や指導員と、密に連絡を取り合える人」「既定の時間で卒業できる自信のない人」に向いている方法です。
入校した時点で卒業までの予定を組んでしまう方法。
卒業までの予定をばっちり組んで教習を始める方法です。
卒業の予定が明確にわかりますので、その後の予定が立てやすいです。
デメリットとしては、他の教習生も卒業までばっちり予定が決まっているので、自身の予定が変更になってしまった場合、指導員の空きがないため大幅に予定が狂ってしまうことが多いです。
また、どうしても指導員と性格的に合わなくて、担当指導員を変えて欲しい場合も同様に、大幅に予定が延びてしまうことがほとんどです。
一度組んだスケジュールを変更することがない人。絶対に延長、補習がない自信がある人(ありえないですけどね)。決まった指導員で、ずっと教習を続けられる人にお勧めです。

学科教習は予約は必要なの?
基本的には、学科教習に予約は必要ありません。
各自動車学校が決めた学科教習のスケジュールに合わせて教習を受けに行けば良いです。
特に、比較的大きな規模の自動車学校では、学科教習の予約は必要ないでしょう。
ただ、最近は「オンライン学科教習」が進んでいますので、実際に自動車学校の教室で学科教習を受けられる時間割が少なくなっています。
そのため、規模の小さな自動車学校では、学科教習でも予約制をとっているところもあると思います。
いずれの場合も、学科教習が進んでいなければ技能教習が進められません。
「効果測定」というものがあります。
「効果測定」とは、いわゆる模擬学科試験のことなんですが、この「効果測定」で合格点が取れていないと、本当に教習が止まってしまいます。
自動車学校の教習は、技能教習がメインだと思っている人は、学科教習でつまづくことも多いですから注意してください。
オンライン学科教習の注意点です。
オンラインでも学科教習であることに違いはありません。
教習生の中には、「オンライン学科教習を受講すること」と、「YOUTUBE」などの動画を視聴するのを同じ感覚で受け止めている人がいます。
「オンライン学科教習は、学科教習」です。
自動車学校で学科教習を受けるのと同じ扱いをされます。
「友達を話をしながら」「居眠りしながら」「他の動画等を観ながら」「飲食をしながら」などの行為は受講したと認められません。
くれぐれも、オンライン学科教習を受講する時は、学科教習に集中できる環境で受講してください。 受講態度が悪いと、すぐに「受講不成立」とされますよ。
オートバイの免許を持っている人が普通車の免許を取る場合、または普通車の免許を持っている人がオートバイの免許を取る場合は、ほとんどの学科教習は免除されています。
入校する時に必要なものは何?
自動車学校に入校するには、必要な書類があります。
必要な書類を持参しなかったりすると、せっかく入校手続きに行っても、入校出来ないことがあります。
必要書類等は必ず準備してから、入校手続きに向かってください。
必要書類には以下のようなものがあります。
- 運転免許証
- 住民票
- 本人確認書
- 教習料金
- 眼鏡等
運転免許証
運転免許証を持っている人は、必ず持って行ってください。
持っている免許の種類で教習時限が変わります。
ということは、教習料金も変わります。
本人確認書も兼ねていますので、忘れたからあとで提出すると言われても困ります。
その様な場合は、後日の入校になります。
必ず免許証は持ってきてください。
住民票
住民票が必要です。
取得する車種によっては、他車種の運転免許証があれば必要ない場合もありますので、必ず事前に自動車学校に問い合わせて、確認してください。
住民票を準備する時に忘れてはいけないのが「本籍地」が記載されている住民票が必要だということです。
本籍地のない住民表を提出されても、自動車学校では使えません。
必ず「本籍地記載の住民票」を準備してください。
ちなみに、住民票は家族全員のではなくてよいです。
本人のものだけの住民票で良いです。
本人確認書
本人確認書は、以下のいずれかのもの(例)が必要となります。
有効期間が切れているものは無効です。
- 運転免許証
- 学生証
- 健康保険証
- 年金手帳
- パスポート
- 在留カード
なお、入校時に本人確認書を提出していても、在校中に有効期限が切れてしまった場合は、新たに本人確認書を提出しないと教習を進めることが出来なくなります。ご注意ください。
教習料金
現金かクレジットカードの人がほとんどです。
自動車学校でローンを申し込む人も多いですが、意外にローンの審査に通らない人が多いです。
料金関係は「後日」は絶対にありえませんから注意してください。
眼鏡等
書類ではありませんが念のため。
入校に際しては、視力、聴力などの適性検査がありますので、メガネなど必要な人は忘れないで持って行ってください。
視力
片目0.3以上
両目0.7以上
(準中型以上や二種免許は、片目0.5以上、両目0.8以上)
聴力
90bdの音が、10メートル離れたところから聞こえる(オートバイの免許を除く)ことが必要です。
まとめ
以上、自動車学校に入校するところから、卒業までに必要な時間・期間・準備をお伝えしました。
基本的にはどんな理由があろうと、教習期限を超えて教習することはできません。
自身のスケジュールと、自動車学校の混み具合を考慮して、吟味したうえで自動車学校に入校しましょう。
また、立地条件、自動車学校の雰囲気、なども通いやすさに影響されますので、事前にしっかりリサーチしてから、入校申込に向かってください。
