北海道滝川市の菜の花のある景色をバイクで楽しんできました。北海道のさわやかな空気感の中、ひとりでのんびりツーリングです。
春の景色として真っ先に思い浮かぶのは桜の花が咲き誇る景色。
北海道では函館五稜郭や新ひだか町静内の二十間道路の桜が有名ですね。
桜の季節が終わったあとの花景色のひとつが「黄色のなのはな畑」。
じゅうたんのようなまっ黄色の景色。
平日のバイクだったら独り占めも不可能ではないですよ。
「2025たきかわ菜の花まつり」
開催期間は令和7年5月17日~令和7年5月25日。
実は私も「菜の花畑の景色」は毎年楽しみにしていたのですが、期間中に訪れることができたのは今回が初めてです。

この記事では私が菜の花畑を楽しんできたことを題材に、安全なツーリングを楽しむためのポイントを考えました。
天気予報と時間帯から出発時間を考える
明日の天気予報では
午前中が晴れ。
昼以降は曇りとのこと。
晴れている時間帯に菜の花畑を楽しみたいので、前日は早めに就寝することに。
帰りのルートが曇りなのは仕方ないですね。
グーグルマップで見ると、札幌圏内の自宅から道の駅たきかわまで2時間弱。
私も渋滞は嫌いです。
人混みはもっと嫌い。
よって私は平日ツーリングが好きです。
平日ということで勤務される方の通勤時間が終わったころを狙って朝の9時過ぎに出発。
- 天気予報
- 所要時間
- 混雑状況
安全運転の上でも気分的にも良い判断だったと思います。
予定通り午前11時ころ、滝川市内に入りました。
おかげさまで天気も良く、青い空と黄色い花のコントラストを楽しめました。

今回のルート選択のポイント
事前にグーグルマップで調べた経路選択は国道12号線と国道275号線。
どちらを選んでも到着時間に大差なかったので今回は12号線を選択。
では、なぜ私は今回、12号線を選んだのでしょうか。
本当は1車線道路の方が気楽ですきなんですけど。
ルート、曜日の特徴を考える
12号線は片側2車線が多い。
片側2車線道路が多いルートでは、車線変更がつきもの。
遅いクルマに追いついたら車線変更をして抜かしたくなります。
後ろから速いクルマが来たら嫌だから、抜かした後は左の車線に戻ります。
車線変更の練習と考えれば良いのですが、気持ちが疲れるルート選択です。
ツーリングメンバーに初心者ライダーがいる場合は2車線道路は避けた方が安全です。
だいたいトラブルが発生します。
また2車線道路は交通の流れが速くなりがち。
しかし12号線は各市や町の中心部を通ることが多いため、郊外では確かに流れが速いですが、市街地では信号の交差点が多いため、ストップ&ゴーも多め。
どちらのルートを選んでも所要時間に大差がなかったのはその為でしょうね。
275号は片側1車線が多い。
片側1車線は基本的に車線変更はありません。
ある意味、気楽に走れます。
しかし、遅いクルマに追いついてしまうと、そのペースについていくしかありません。
対向車線にはみ出しての追い越しは本当に危険なのでお勧めしません。
ペースメーカーが出来たと思って気楽にツーリングを楽しみましょう。
たまに強引な追い越しをかけながら走るバイクを見かけます。
それを見ていると、北海道では大型二輪での死亡事故が多いのも私にはわかる気がします。
片側1車線の道路をのんびりと走行していると、後ろから速いクルマに追いつかれたりします。
私は他のクルマに後ろにつかれるのも嫌なので、追い越しが出来そうなタイミングで左によって「先に行ってくれ」と手で合図をします。
後ろにぴたーっとくっつかれて走るのは落ち着かないですからね。
怖い時もあります。
さっさと抜かしてもらいましょう。
感謝されて終わりますからWin-Winです。
私がいつも初心者ライダーにお勧めするのは、この「1車線抜かしてもらう走法」です。
今日は水曜日、平日でした。
土日は職業ドライバーが少ない。
サンデードライバーが多い。
土日は実はツーリングを楽しむには不向きです。
今日は水曜日なので平日です。
平日は仕事で走る職業ドライバーが多い。
運転に慣れていて、時間を気にするドライバーが多いのです。
1車線道路のんびり走行していたら後ろにつかれることが多いだろう
と判断できます。
しかも私はソロライダーなので気楽に車線変更できます。
どちらのルートでも時間に差はなかったので、今回は12号を選択。
2車線道路の方が気楽に楽しめるだろうと判断。
後ろを気にせず、のんびりと景色を楽しむことにしました。

事前に大まかなコースとビューポイントを確認しておく
事前に菜の花畑がきれいな場所を、菜の花まつりの公式ホームページでチェック。
行きたい場所のおおよそのイメージと道順を頭に入れておきます。
グーグルアースでポイント地点の様子もチェック。
おかげで当日はとてもスムーズに走れました。
バイクでは特にこの方法がお勧めです。
携帯などでナビを頼りに走るのも楽で良いのですが
- 純粋に景色を楽しみたい。
- 視線を下に落とすのは怖い。
- 曲がる場所の景色が分かっていると安心感がある。
などの理由で、バイクに乗るときは携帯には頼らないようにしています。
現在地が分からなくなったり「げっ、これはどっち?」みたいになったら使ってますけど。
最近はホルダーを使ってスマホなどをナビ代わりにしてるライダーも多いです。
安全上の観点からもお勧めしません。
オートバイはバランスで走っています。
いちいちスマホの画面を見ていたら危なくて仕方がないです。
しかもバイクは路面状態にも神経質にならないといけません。
もし道を間違えたら。
焦らなくても全然大丈夫です。
ちょっと道を間違えただけです。
誰に迷惑をかけたわけでもありません。
気楽に考えましょう。
駐車場はない!
事前に調べてからだったのでわかってはいたのですが、菜の花畑を楽しむためにクルマを停める場所はないです。
でも当然ですよね。

クルマを停められる場所は農家さんの私有地のみです。
そんなところに入ってはいけません。
周りも普通に狭い道路です。
路肩なんてありません。
中には中央線さえない道路もあります。
オートバイでさえ、道路の端っこに停めていても、地元の農家さんに迷惑がられます。
そこへ景色ばっかり見ていて前をよく見ていない観光客のクルマが来るのですから、怖くて路肩には停めていられません。
辛うじてバイク一台停められるスペースを見つけては、ちょっとの間だけ停めさせてもらっていました。
それでもやはり申し訳ない気持ちで落ち着きませんでした。
複数台でのバイクの停車はそうとうな迷惑となります。
当然、私たちライダー以外にもクルマで菜の花畑を見に来ている人は多いです。
平日でも路駐して写真を撮っている人が多くいました。
目の前のクルマがスイッチターンを始めたのにはびっくりしました。
菜の花畑の景色を楽しむポイント
国道12号線を挟んで西側
平野が多いです。
遠くにきれいな山々が望めます。
線路沿いはたまにローカル線が通るので風情があります。
特急列車も通ります。
比較的、菜の花が近くに見えますが絶対に畑に足を踏み入れないこと。
近隣に住んでる方がいらっしゃるので、迷惑にならないように。
近くに住居があるので写真を撮るときには電線が映りこみます。

国道12号線を挟んで東側
丘陵地帯が多いです。
遠くの山は見えずらいですが、近くの木々が自然を身近に感じさせます。
静かなので、バイクのエンジンを止めたくなります。
菜の花からは、ある程度の距離がある場所が多いです。
電線や電柱が少ないので空がきれいな写真は取りやすいです。

菜の花畑を走行する時の注意点
道が狭くて路駐が多い
すでに書いた通り。
むやみに路駐したり
速度を出しすぎたりしない。
他のクルマに注意
菜の花畑を走行しているクルマは景色を見ながら運転していることを忘れないでください。
- こちらに気づいていない
- 急に停まったりする
- ウインカーもつけずに曲がったりする
- 止まれの標識を見逃して出てくる
- ウインカー消し忘れのバイクも
農家さんの機械がゆっくり走行していることも忘れないでください。
路面状態に注意
農地であることを忘れないでください。
路面に落ちた土が乾いて砂状になっています。
- カーブで曲がっている最中に
- 交差点でブレーキをかけたら
- 停止したときに足を着いたら
すべって転倒・事故にならないように注意しましょう。
万が一の転倒・事故に備えて、保険の見直しも重要です。
特にバイク保険は補償内容が多岐にわたります。
自分に合った最適なプランを探すことをお勧めします。
これを機にバイク保険を見直してはいかがでしょうか。
気になる方はこちらから
↓

※私の勝手な予想ではありますが「たきかわ菜の花まつり」の期間が終わると、農家さんは菜の花の収穫を始めます。
期間中ももちろんですが、けっして農家さんの収穫作業の邪魔になるような行為はしないでください。
ましてや畑に入るなどは論外です。
農家さんのご厚意で菜の花まつりは成り立っていると思っています。
このあとも、このお祭りが続けてもらえるように気をつけましょう。
道の駅たきかわ

道の駅たきかわに寄っていく事をお勧めします。
お店にでも入らない限り、他にトイレなし!
イベント中ということもあって、とても楽しい雰囲気でした。
市の職員さんなのかとても気さくに声をかけてくれました。
みんなでこのイベントを楽しんでいるのが感じられました。
たきかわ菜の花まつりの期間中は平日でもキッチンカーがたくさん
あれこれと食べながら過ごすのは楽しいと思います。
パンフレットももらえました。

もちろん道の駅内にはいろいろな地元物産が並べられていて楽しめます。
リンゴどら焼き、おいしかったです。
バイクでなければ蜂蜜やラーメンなども買いたかった。



おすすめは菜の花タクシー
友達とツーリングで出かける予定の方。
道の駅にバイクを停めて、みんなで乗り合わせて菜の花タクシーを利用するのがお勧めです。
停める場所もない中で、何台かのバイクでウロウロも出来ません。
菜の花タクシーの運転手さんにポイントを任せて車内で仲間とわっはっはと楽しく過ごせると良いですよね。
限られた期間の中で、みんなで楽しく過ごしましょう。
たきかわ菜の花まつり

毎年菜の花最盛期に開催されています。今年の開催期間は令和7年5月17日~令和7年5月25日です。
菜の花の黄色いじゅうたんを思いっきり満喫したい方は土日の訪問をお勧めします。
土日をお勧めする理由は以下の通りです。
菜の花畑特設会場がある
普段は入ってはいけない菜の花畑の中に入れる
菜の花畑は農家さんが菜の花を栽培している場所です。
農産物なので決して栽培中の畑の中に入らないようにしてください。
土日限定の特設会場には普段入る事が出来ない、菜の花畑の中に入れるのです。
(※配布される靴カバーを必ず着用)
菜の花に囲まれている写真を撮りたい方はやはり土日の特設会場がお勧めです。
オリジナル商品の販売ブースがある。
特設会場限定でオリジナル商品の販売ブースや数量限定のオリジナルグッズがあるそうです。
たのしみですね。
無料駐車場がある。

土日限定でイベント無料駐車場が用意されています。
土日に予定している方はぜひご利用ください。
平日は道の駅くらいしか停めるところはありません。
グルメフェスタ

道の駅たきかわで観光協会お勧めのお店が週替わりで出店されます。
食べ歩きが好きな人にはたまりません。
たきかわ菜の花まつり期間中の私のおすすめ
平日は道の駅にしかクルマを停めるところはありません。
土日も特設の駐車場が用意されているだけです。
菜の花畑は農地です。駐車場などがあるはずがないですよね。
「道の駅や特設駐車場にクルマを停めて菜の花タクシーを利用する」のがおすすめ
菜の花タクシーを利用すると、運転手さんがそれぞれのビューポイントまで連れて行ってくれるようです。
その様子を見ていて「あぁ、これは菜の花畑を楽しむには良いな」と思った次第です。
クルマで行く方、複数のバイクで行く方は、ぜひご検討ください。
詳しくは「たきかわ菜の花まつりホームページ」を見てくださいね。

安平町にも菜の花イベントがあります。
北海道安平町でも菜の花のイベントがあります。
「菜の花さんぽ2025」です。
私も行ってみたいと思っています。
「菜の花さんぽ2025」は令和7年5月17日~令和7年6月1日までの開催。
「2025たきかわ菜の花まつり」開催中に滝川市を訪れることがかなわなくても、「菜の花さんぽ2025」だったら日程的に間に合う。という方はそちらもお勧めします。
「菜の花さんぽ2025」のホームページをのぞいてみたのですが、そちらも楽しそうですよ。
北海道在住でない方も安平町であれば新千歳空港からも近いので行きやすいですね。
むしろ道外の方にはお勧めかもしれません。
気になる方は公式ホームページでご確認ください。
↓

最後になりますが、これからはバイクでも熱中症になりやすいので、気をつけましょう。
今回のツーリングは、
走行距離176.8㎞
ガソリンは4.59ℓを給油
燃費はリッター当たり約38㎞でした。
まずまずの成績ですか。
この記事を書いている北海道は今日は肌寒いですが、本州は昨日から30度超えなどとテレビのニュースで流れています。
こまめな休憩と、水分補給を怠らないようにしてください。
走行中は風に当たっているのであまり気になりませんが、それでも水分は風に奪われています。
しっかりと体調管理をして、安全運転で自宅に戻りましょう。
無事に家について初めて「楽しいツーリングだった」と思えますもんね。
熱中症対策に適したバイク用ジャケットとは
私のおすすめはメッシュジャケットです。
北海道以外に住んでいるライダーには必須ではないでしょうか。
しかし、ただ涼しいだけでは万が一の時が心配です。
- 安全性が高い
- 運転しやすい
- バイクを降りた時に邪魔にならない
- バイクを降りて歩いているときもカッコ良い
全ての面でポイントが高いのがカドヤのメッシュジャケットです。
有名なメーカーなので知っている方も多いと思います。
私もカドヤ製品愛用者ですが、間違いなくお勧めです。
新たに夏用ジャケットの購入を検討中の方は候補のひとつに入れても良いと思いますよ。
どうぞご検討ください。


