卒業検定に合格したら、いよいよ運転免許証を手にする最後のステップです。卒業時講習で、免許取得までの道のりをスムーズに進めるための大切な情報を手に入れましょう!
教習(技能、学科)を完了したあとは、卒業検定に合格しなければ、自動車学校を卒業することが出来ません。

卒業証明書をもらう
卒業検定に合格した人は、自動車から「卒業証明書」がもらえます。
その卒業証明書を持って各都道府県の運転免許試験場に行くと、技能試験が免除となります。
技能試験が免除になるということは
「初めての運転免許をもらう人」は、適性試験と学科試験のみの受験となります。
「普通自動車、または自動二輪車の免許を持っている人」は、適性試験のみで新たな免許証を手にすることが出来ます。
卒業証明書は「運転免許証を取得するためのパスポート」です。
その大切な「卒業証明書」に記載されている内容の確認がありますので、卒業時講習はまじめに受講してください。

合格発表後の流れ
受検者全員が卒業検定を走り終わった後、合格発表があります。
合格した人は卒業時講習を受けます。
卒業時講習の内容は、運転免許証を手にするまでの事務手続きや、重要書類の確認、安全運転にあたっての注意点などしっかりと聞いておいてください。
卒業検定に合格した人数にもよりますが、卒業時講習は30分~1時間かかると思っておくと良いでしょう。
卒業検定が不合格となってしまったときの再受検
- 卒業検定のコースを走行中に危険行為などがあり、検定が途中で中止、不合格となった。
- 卒業検定のコースを完走したけれど、最終的に減点が多く合格点に達しないため、不合格となった。
上記いずれかの理由で卒業検定が残念な結果に終わった場合は、気持ちを取り直して「補習教習」と「再検定」の予約を取ってから帰りましょう。
スケジュールの許す限り、次回の検定まで間隔を開けないで再受検することをお勧めします。
技能教習も技能検定も、スポーツと同じように出来るだけ間隔を空けない方が良いです。
スケジュールの調整がうまくいかない時は、フロント職員に相談してみましょう。
可能であれば「補習教習の次の日が再検定」になるのが理想です。
再検定に落ちてしまっても、落ち込む必要はありません。
不合格になった理由を指導員・検定員に聞いて次の検定に備えましょう。
多くの先輩たちが、全員、一度や二度で合格したわけではありません。
気持ちを切り替えて、次の合格を目指してください。

卒業証明書の確認
合格した人は、卒業時講習の内容から安全運転の大切さを再認識してほしいのですが、事務手続的にも気を付けてほしいことがあります。
それは「卒業証明書の記載内容の確認」です。
- 卒業年月日、住所、氏名、生年月日の記載に間違いがないか。
- 顔写真が間違っていないか。写真に刻印があるか。
- 管理者(校長)名の記載と、押印があるか。
- 検定員のサインと、押印があるか。
※最近では押印は必要のないところもあります。 - 受検した車種の表記が間違っていないか。
自動車学校側のヒューマンエラーもあり得ます。
記載事項の間違いや押印漏れがあった場合なども、運転免許試験場では卒業証明書として受け付けてもらえません。
自動車学校側のミスであったとしても、新たな免許証を発行してくれません。
無用のトラブルや必要のない再度の手続きを避けるためにも、卒業証明書の記載内容は、しっかりと確認してください。
- 「卒業証明書の記載事項を確認」したうえで受け取ったのは「あなた」です。
卒業証明書の再発行
卒業証明書の再発行は可能です。
しかし手続きは大変に面倒です。
卒業証明書を無くさないように。
- 再発行手数料がかかる
- 再発行をしてもらうには申請書の作成が必要
- 再発行された卒業証明書を受け取る
自動車学校にいくのも1度では済みません。
最低でも2回は自動車学校に足を運ぶ必要があります。
卒業証明書を紛失したり、破いたり、記載事項等が汚れたり、濡れて確認できなくなったりしないように、大切に扱ってください。
卒業証明書の管理は自己責任です。

卒業証明書の有効期限
卒業証明書の有効期限は「発行された日から起算して1年間」です。
どんな理由があっても発行された日から1年が経過してしまうと、その卒業証明書は無効。
卒業証明書の有効期限は絶対に切らさないようにしてください。
ちなみに卒業証明書などに張り付けてある自身の顔写真は、運転免許申請時に本人確認をするための写真です。
運転免許証を発行する際には、改めて運転免許証用の写真を撮ります。
運転免許試験場に向かう時は、写真を撮られても大丈夫な服装で出かけましょう。

卒業証明書を持って運転免許試験場へ
卒業時講習が終わったら、晴れて自動車学校を卒業です。
卒業証明書の他、必要書類、免許申請手数料等を持って、自分の住所地を管轄している運転免許試験場に向かってください。
運転免許試験場で免許の申請が出来るのは、基本的に平日。
事前に各試験場に問い合わせるかホームページなどで確認しておくことをお勧めします。
学科試験を受けなくてはいけない人は、しっかり予習しておきましょう。
ほとんどの自動車学校では、卒業した後でも効果測定(学科試験の模擬テスト)を受けさせてくれるはずです。
自動車学校で効果測定を受けると、間違ったところや疑問点を学科指導員に質問できるので自宅で勉強するよりもお勧めですよ。
新たに運転免許証を貰えることになったら「免許証用の写真」を撮ります。
そのつもりで出かけましょう。
免許証取得後、数年間はその免許証を使うことになります。
試験場に向かう前に床屋さんなどに行っておくことをお勧めします!


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