オートバイの運転免許を取得するためには自動車学校に入校するのが、一番の近道です。しかし、その時に迷うのが「普通二輪免許から大型二輪免許へと段階的に取る」または「最初から大型二輪免許を取る」という選択肢。 教習指導員の目線から2つの選択肢によってどのようなメリットがあるのかを説明します。


結論から言うと、教習指導員歴25年の経験を持つ私から言わせると「普通二輪免許を取ってから大型二輪を目指すべき」です。
普通二輪から大型二輪へと「段階的に取得する」ことを強くお勧めします。
オートバイ(自動二輪)の免許を取りたくて、自動車学校に入校される方は多いですが、その中でも、「はじめから大型二輪免許を希望」させる方が以前よりも増えています。
私がオートバイの免許を取ったころは、大型二輪免許を持っているだけで羨望のまなざし、ステイタスでした(古い話ですみません)。
しかし、現在では自動車学校で簡単に大型二輪免許が取れてしまいます。
自動車学校での大型二輪免許取得方法は大まかに分けると選択肢は次の2つ。
- 普通二輪免許取得後、大型二輪免許を目指す
- 普通二輪免許未取得のまま、直接、大型二輪免許を目指す
普通二輪でオートバイの「楽しさ」「むつかしさ」を実感してから大型二輪が理想
指導員をしていた私としては
18歳のときからオートバイに乗り始めた私としては
普通二輪免許取得後に数年は400cc以下のオートバイに乗り、オートバイの楽しさを実感し、オートバイの運転のむつかしさを実感した後で、大型二輪免許にチャレンジ」してほしいです。
そうすることで「めちゃくちゃオートバイの乗り方が上手」になります。
そして何より「交通事故の心配もかなり減少」します!
普通免許はいきなり大型免許は取れない
トラックなど、中型や大型の自動車免許を取得しようとするときは、いきなり「中型運転免許」や「大型運転免許」は取得できません。
普通自動車運転免許を取得後、一定の期間を経ないと取得できないのです。
それは二種免許も同じ。
でもオートバイは「最初から大型二輪免許が取得可能」なのです。
それっておかしくないですか?
どんな理由や外圧でそうなったのかは知りませんが、オートバイこそ段階的にステップアップしていくべきです。
オートバイの運転を楽しむ土台は「安全に運転できる」ことが必須です!
統計的な数字は何もありません。私の経験上の感覚だけなので申し訳ないのですが、オートバイを永く楽しみたいのであればオートバイの免許は段階的に取得することを強くおススメします!
「大型バイクに乗りたい」という気持ちは何年も抑えられません。早く大型二輪免許を取って憧れのオートバイに乗りたい気持ちもわかります。
早く大型二輪に乗りたいですよね。
なかには、すでに発注してしまった人もいるでしょう。
しかしながら「いきなり大型二輪免許取得」を目指すのは、やっぱり私はオススメしません。
狭い自動車学校のコースで、まずは普通二輪の運転に慣れてから、大型二輪にチャレンジして欲しいです。
ステップアップするのは、少しだけ手間も時間もかかりますから、いきなり大型二輪に行きたい気持ちも分かります。
しかし、事故のない楽しいオートバイ生活を目指すのであれば「普通二輪免許を取得後に大型二輪免許にチャレンジ」してください。
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多くの自動車学校では「普通二輪と大型二輪のセット入校」というものを用意している
普通二輪免許取得時にオートバイという乗り物に対して十分に慣れたところで、大型二輪にステップアップする考え方です。
どこの自動車学校も、普通二輪と大型二輪の卒業検定コースは、ほとんど違いはないはずなので、新たにコースを覚えなおす必要もないはず。
と言うことで、自分の負担を減らすためにも、いきなり大型二輪にチャレンジするのではなく、普通二輪免許を取得後に、大型二輪にチャレンジするのがお勧めです。
また「当面は大型二輪に乗る予定はない」という方も、セット入校をして大型二輪免許を取ってしまうという選択もあります。
「今は大型二輪に乗る予定はないけれど、いつかは乗りたいと思っている」
このように思っている方にも、セット入校で大型二輪まで取るのも良い選択です。
上記の通り、同じ自働車学校であれば普通二輪と大型二輪の検定コースに大きな違いはありません。
たいしてコースを覚えなおす必要もなく、大型二輪の検定が受けられます。
「オートバイの運転のスキルアップ」という点でも大いに役に立つはずです。
目の前のことだけを考えずに、将来にわたって、いかに交通事故を起こさずに、オートバイを楽しめるか。という視点に立って、選択しましょう。
一般的にオートバイの教習のピークは5月6月と言われています。
入校申込に行っても、混んでいて断られないように早めに問合せしておきましょう。
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