初心者必見! 自動車学校に通う前に揃えたいバイク用品3選|選び方のコツも解説

各種の手続きと、準備

自動車学校に通うのに、バイク用品をどの程度そろえれれば良いのか迷いますね。何も用意しなくても良いのか、可能な限り揃えるべきなのか。初心者のための、バイク用品の準備でこれだけは準備したい3種の神器

 オートバイの免許取得目的で自動車学校に通うのに、バイク用品は事前にどこまで用意したほうが良いのか、考えてしまいますよね。

 ざっくりと言うと、オートバイの免許を取ろうとする人でも、「ほとんど何も持たない」で自動車学校に来る人もいれば、「ガッチガチに用意してくる」人もいます。
 「どこまで準備するのが良いのか」

 教習指導員歴20年以上の私の答えは「グローブ、ヘルメット、ブーツの3種」は可能な範囲内で揃えたほうが良いでしょう。

ざっくりと計算して、予算は5万円というところでしょうか。。。

 でもどの程度揃えればよいのか、実際には、自動車学校に通う前はあれこれ迷うでしょう。

最低でもグローブは買っておいた方が良いです。

 しかし、安心してください。
 たいていの自動車学校では、貸し出し用のヘルメット、各種プロテクターは準備しているはずです。

 自動車学校にもよりますが、ヘルメットやプロテクターのほかにも、ブーツを用意してくれていたり、カッパを用意してくれていたりもします。

 基本的には、それらを利用してもらえれば、全然良いと思います。

 そのような状況の中で、私が考える、あえて「自分で準備したほうが良い用品」は、グローブ、ヘルメット、ブーツの3種です。この3種の用品は自動車学校を卒業しても普通に使えますので、事前に準備しておいても無駄にはなりません。予算の許す範囲で用意しましょう。

 バイク用品は、単なるファッションアイテムではありません。安全なライディングをサポートし、快適な運転を楽しむための必須アイテムです。
 自分に合ったバイク用品を選ぶことで、モチベーションが上がり、より一層バイクに乗ることが楽しくなります。

 では、順を追って説明していきます。

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 準備しておいて欲しい第1位はグローブです。

 私が思うに、最低でもグローブは自分で準備したほうが良いです。もし、貸出用グローブがあったとしても、前に使った人の掌の形に慣れてしまっているのと、そもそも、誰とも知らない人の汗が染みこんだグローブをはめるのは気持ち悪いです(私はヘルメットも無理ですが)。
 そもそも、技能教習を受けている皆さん、かなり緊張していますので、結構な手汗をかいています。

 自分用のグローブを用意したほうが良いです。

 可能であれば、オートバイ用のグローブを用意しましょう。

 自分が購入する予定(既に購入した方も多いですが)のオートバイに合わせたグローブだと、さらに良いですが、オートバイ用のグローブであれば、基本的にはどんなものでも構いません。
 オートバイ用のグローブは、グリップを握っていることを前提とした設計がされているものがほとんどです。
 また、転倒したときのための保護材や、レバーの操作で指先の素材が擦れてしまわないように補強されていたりします。

  私のお勧めは、革製のグローブです。
 革製のグローブは、使い込むほどに手になじみ、操作性が向上します。
 出来れば公道デビューする前に自分の手に馴染ませたい。
 ということで自動車学校で教習を受けている間に自分の手に馴染ませてしまえば良いのです。
 「脱着のしやすいショートグローブ」を、購入するのがお勧めです。

 近距離ツーリング用のグローブとして、免許取得後にも使用できますので、無駄になることはないでしょう。

 グローブはいくつあっても困りません。購入金額も1万円前後でそれなりのものが購入できます。
 教習用、または真夏用と考えれば、プロテクターのついたメッシュグローブでも良いでしょう。

 オートバイの免許を取りにいくのに、グローブの準備は必須です。

 準備しておいて欲しい第2位はヘルメットです。

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 自動車学校貸し出し用ヘルメットで全く問題はないのですが、私としては、知らないおじさんの汗が、長期間、染みこんだヘルメットをかぶる瞬間ほど、気持ちの悪いものはないです。
 前の人の汗が乾いていなかったら最悪です。

 最近の自動車学校は、貸し出し用ヘルメットを使用する場合は、インナーキャップの使用をお願いしているところが多いと感じますが、それでも汗は滲み、湿気は残り、オデコ、うなじ辺りまでは、インナーキャップでは汗を防ぎきれない部分があると思うので、湿っていることが多いです。

 ただヘルメットを用意するとなると、オートバイ用ヘルメットは他の用品に比べて高額です。
 特にここ最近、ヘルメットの金額は高額になり、以前では高級ヘルメットの部類に入る金額になっているものが多いので、気軽には購入できません。
 「自動車学校で使うだけだから」と思って、安いものを買うのも一つの手ですが、そういうヘルメットを卒業後に使うかというと、多分、使わなくなります。
 安いヘルメットは長時間使用していると、頭のどこかが痛くなってきます。
 私の使っていたヘルメットの場合は、1時間もかぶっていると、側頭部か、耳の外側が痛くて、一刻も早くヘルメットを脱ぎたくなるようなものでした。

 ということで、どうせなら卒業後も使えるヘルメットが良いです。

 お勧めは、近距離ツーリングで使用するようなヘルメットが良いでしょう。
 教習用には、特にジェットヘルがお勧めです。

 「どうせなら」と、フルフェイスのヘルメットを購入したくなるのも分かりますが、私としてはジェットヘルが教習にはお勧めです。

 なぜなら、

 教習指導員の立場からすると、フルフェイスのヘルメットは、教習生の表情がよく見えないのです。
 教習を受ける立場からすると、顎を守るチンガードのせいで、教習生の質問している声が指導員に届かなくなることが多いのです。
 大きな声を出しても、自分のヘルメットの中で声が反響するばかりで、指導員には聞こえません。

 指導員からすると、チンガードのせいで表情が見えませんから、教習生が何か話をしているのかも見えなくて分からないです。

 インカムを使う場合は別として、フルフェイスのヘルメットは教習では避けたほうが良いでしょう。

 いずれにしても、忘れてはいけないのが、
 JISマーク。
 SGマーク。
 PSマーク。
の、いずれかのシールが貼ってあるヘルメットにしましょう。

オートバイ用ヘルメット規格の例の画像

左がPSマーク。右がSGマーク。

 ネットで検索して「安いから」と安易な気持ちで海外製のヘルメットを選ぶのはお勧めしません。
 かぶり心地も大切です。

 テキトーなヘルメットを購入するくらいなら、各自動車学校で用意してくれている、貸し出し用ヘルメットを使うほうが良いです。

 自動車学校用、もしくは近所を走るようとして考えれば、予算は3万円くらいでしょうか。

 卒業して、がっつり使いたいのであれば、5万円は見ておいた方が良いかもしれません。

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第3位はブーツです。

 オートバイ用のブーツは、ちゃんとしたものを購入すると、最初は硬くて運転しづらく感じます。

 グローブと同じように、自動車学校で練習している間に、自分の脚に馴染ませて、公道デビューする時にちょうど使いやすくなると良いです。
 ただ、ブーツも高額なものが多いので、慎重に選ぶことになります。

 自動車学校での練習中は転倒や、それに近いことが多発するので、せっかく購入したブーツが、卒業するころには傷だらけ。ということも考えられます。
 それらの傷を「テイスト」として受け入れられる場合は良いのですが、そうでないのなら高額なブーツの購入は慎重に考えましょう。

 また。、ブーツに関しては、「足首がカバーされていないとNG」、「靴ひもを使用した編み上げ式はNG」。また「ズボンの裾がブーツに入れてないとNG]など、各自動車学校での独自の取り決めもあるようなので、不安な方は、事前に入校希望の自動車学校に問い合わせてみることをお勧めします。

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 私からのアドバイスは、自動車学校に通い始めた初期のころは、自動車学校のレンタルブーツを借りて練習をし、ある程度慣れてきたら(1段階の後半頃から2段階開始時でしょう)、卒業後も使えるようなブーツを購入するのが良いでしょう。

 自動車学校用、もしくは近所を走るようとして考えれば、予算は1~2万円くらいでしょうね。

まとめ

 オートバイの免許が取りたくて自動車学校に入校する際には、最低でもグローブは準備すると良いですよ。
 ヘルメットとブーツは、予算も考慮して検討しましょう。

 自動車学校によって貸出可能なアイテムや、服装に関するルールが異なりますので、事前に確認すると良いです。

 どれを用意するにしても、卒業後も使えることが出来るものを購入しましょう。

 バイク用品は、単なるファッションアイテムではありません。安全なライディングをサポートし、快適な運転を楽しむための必須アイテムです。
 特に、グローブ、ヘルメット、ブーツは、万が一の事故の際にライダーを守る重要な役割を果たします。
 また、自分に合ったバイク用品を選ぶことで、モチベーションが上がり、より一層バイクに乗ることが楽しくなります。

その他

 大前提ですので最後になってしまいましたが、服装は、肌の露出が可能な限り抑えられた状態にしてください。
 必要なのは、いわゆる「長袖、長ズボン」というやつです。
 気候によって変わるとは思いますが、暑いからと言って半袖になったり、短パンで教習に来ることのないようにしましょう。

 また、技能教習を受けるにあたっては、事前にブーツをはき、ヘルメットをかぶり、グローブを付け、各種プロテクターも装備したうえで教習を受けることになります。
 その「準備をする時間」も考慮して自動車学校に到着しましょう。

 あなたの準備が遅れたことで、他の教習生を待たせることになったり、最悪の場合は「教習の準備が間に合わなくて遅刻扱い」とされ、技能教習を受けられなくなります。

 自動車学校によっては、キャンセル料を請求されることもあります。

 くれぐれも、そのようなことのないように気をつけてください。

この記事が、あなたのバイクライフの第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。


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