オートバイのブレーキ操作は難しい。
そう感じている人は多いと思います。
そうなんです。
バイクのブレーキは、実に奥深いのです!
ポイントは前後輪ブレーキのバランス。
そして後輪ブレーキの重要性です。
バイクのブレーキ操作をマスターして、スキルアップを目指してください。
実際にオートバイの教習を始めてブレーキをかけた時に、想像以上にがっつり止まってびっくりした人も多いと思います。
なかにはブレーキをかけすぎて転倒した人もいるでしょう。
はじめてオートバイに乗った人に良くあることです。
実は私も18歳の時、初めてオートバイに乗ってブレーキをかけたときはビックリしました。
転びそうになったのです。。。
自転車のブレーキと同じような感じでブレーキ操作をしてしまうと、オートバイは鬼のような勢いで止まります。
本当にびっくりします。
そのため、ブレーキをかけるのが怖くてスピードを上げられない教習生も出てきてしまいます。
もちろん、必要以上のスピードを出してしまうのは、危険極まりないのですが、ブレーキの練習のためにもある程度の速度は必要です。
この記事では、オートバイのブレーキ特性を理解してもらって、次回からの技能教習に活かしてもらうことを目的に作成しました。
もちろん文字で伝えるだけなので、この記事を読んだからと言っていきなりブレーキ操作が上手くなるわけではありません。
ただ、知識として、またはへ理屈として理解しているだけでも、次回からの技能教習に活きてきます。
諦めずに最後まで読んでみてくださいね。


技能教習を進めるために、発進をして、短い距離を安定して走行し、そのうえで停止の練習をすることになるのですが、最も大切なスキルは停止であることは間違いありません。
発進・安定した走行が出来れば、次は超大切な「安定した停止」です。
実際に停止の練習をするためには、動いていないと出来ないために、発進から始めているだけなのです。
繰り返しますが、オートバイの運転操作の中で、最も大切な技術が「ブレーキ操作」だと、私は考えます。
前ブレーキと後ブレーキ
二輪車は、前輪・後輪とブレーキを別々に操作する。
なぜ「二輪車は前後のブレーキを独立して操作」しなければいけないのでしょうか。
自転車は右手が前ブレーキ、左手が後ろブレーキ。
オートバイは右手が前ブレーキ、右足が後ろブレーキ。(※スクータータイプは自転車と同じ)
車種によって操作方法は多少違うにしても、二輪車は前後輪ブレーキを別々に操作するようになっています。
普通乗用車などの4輪車は、ブレーキペダルを踏めば、4輪(もしくはそれ以上)のタイヤに同時にブレーキがかかるようにできています。
現代の技術で考えれば、二輪車だけに個別のブレーキ操作は必要ないのではないか?と思ったことはないでしょうか(特に最近は、オートバイにもABSが標準化されています)。
あえて別々の操作にしている理由は、二輪車の前後輪ブレーキには前後輪ブレーキのそれぞれで役割が違うからなんですね。
イメージは、本当に自転車と同じです。
自転車で経験したことがあるでしょう。
- 前ブレーキは良く効くけど、それで転びそうになったことがある。
- 後ブレーキは急には止まれないけど、それで転びそうになったことはない。
という経験は、自転車に乗ったことのある人ならだれでもあるでしょう。
前輪ブレーキと後輪ブレーキの、それぞれの特徴を簡単に表現すると
①前輪ブレーキは、良く効くけど、バランスを失いやすい。
②後倫ブレーキは、あまり効かないけれど、バランスを取りやすい。
と、なります。
以上を踏まえたうえで、私の勝手な考えを一言で表すと
「後倫ブレーキを制する者はオートバイを制す」です。
※私個人の勝手な格言です。
オートバイ上達に必要な重要なコツのひとつは、「いかに後輪ブレーキを操れるか。」です。
自動車学校で「右足を地面に着いてはいけない」と言われたことがある
自動車学校で「停止する時に右足を地面につかないように」的なことを言われたことがある人は多いでしょう。
なぜ、右足をついて停止してはいけないのでしょうか。
卒業検定の時の減点の対象としても、右足を地面に着くのは減点です。
右足を地面に着かない方が良いのは、間違いありません。
しかし、減点されるということを無視すると、別に「右足を地面について停まっても良い」のです。
私もよくツーリングに行くのですが、右足をついて停まることはしょちゅうです。
しかし、卒業検定では停止時に右足を地面について停まると減点の対象です。
違う表現に変えると「停止時は左足を地面について停まる」のです。
なぜなんでしょうか?
そうですよね。「右足を地面について停止する」ことは「後輪ブレーキが使用できない」ということなのです。
前輪ブレーキだけを使って減速するのは難しすぎるのです。
停止する状況や路面状況に応じて、前後輪ブレーキのバランスは変わる。

停止に至るまで、減速のはじめは速度が速いため、前ブレーキが強く必要な時もありますが、停止直前はほとんど後ブレーキだけで止まれることもあります。
例えば、前後ブレーキの比率が「7:3」だったものが、速度が落ちるに従って・停止位置が近づくに従って、「5:5」になり、「3:7」になり、停止直前には「1:9」で停止するようなイメージでしょうか。
また、後輪ブレーキを上手に使用できると、かなり安定して停止することが可能です。
速度が速い時にはあまり役に立たない後輪ブレーキも、速度が落ちるにしたがって重要度が増すのが後倫ブレーキです。
停止直前では、ほとんど後ブレーキといっても良いくらいです。
前後輪ブレーキの特性・特徴と速度のバランスを考えながらブレーキ操作が出来るようになると、必ずオートバイの運転が上達します。
オートバイを安全に運転する技術の中で、最もむつかしく、最も大切な技術が、「ブレーキテクニック」です。
「止まる技術」「減速する技術」です。
ブレーキ操作の技術に対しての理解度が上がれば、この先に出てくる「クランクの走行」「一本橋」「急制動」などの教習の課題にも大きな影響が出てきます。
「後倫ブレーキを制する者は、オートバイを制す。」です。
大げさすぎるでしょうが、私はそう感じています。
後輪ブレーキを意識して、練習しましょう。
前輪ブレーキの注意点
では前ブレーキは大切ではないのか?
そんなことはありません。
冒頭に記した通り前輪も後輪もそれぞれに役割があります。
前輪ブレーキはバランスを失いやすいという面があります。
しかし、減速パワーは強力です。
前輪ブレーキを使用する時の注意点は以下の通りです。
- ガツンとかけない
- 4本指でブレーキを握る
- 可能な限り「車体を直立の状態で使用する」
前ブレーキをガツンとかけない
前輪ブレーキは強力なストッピングパワーを持っています。
ガツンとブレーキレバーを握ってしまうとその場でオートバイが止まってしまい、かえって危険です。
様子を見ながらじわっと握れるようになりましょう。
4本指でブレーキを握る
ブレーキレバーは4本指で操作しましょう。
オートバイを運転する上での基本です。
自動車学校でも、必ずそのように習います。
私が教習中にひんぱんに目にしたことがあります。
それは「アクセルグリップを回したまま、前輪ブレーキを操作している」人です。
慌ててしまって急に前ブレーキをかけてしまうのは仕方ないことですが、右手の親指と人差し指でアクセルグリップを回したまま、残りの3本指でブレーキレバーを握ってしまう人が多いです。
レバー操作は4本指が基本です。
基本操作を大切にしてください。
特に右手は、アクセルグリップと、前輪ブレーキレバーの両方を操作しないといけないです。
レバー操作は4本指での操作が大前提です。
車体を直立の状態で操作する
繰り返しますが、前輪ブレーキには強力なストッピングパワーがあります。
少しでも車体が傾いていたり
ハンドルが曲がっている状態で
ガツンと前輪ブレーキをかけてしまうと、それだけで転倒に繋がります。
前輪ブレーキを使用する時は、ハンドルをまっすぐに、車体を直立に、を意識しましょう。
まとめ
以上、いろいろと「屁理屈」を並べてしまいました。
多少は役に立ってもらえたらなぁと願っています。
やはり文章だけでは伝わりづらいですからね。
スムーズな発進もカッコよいですが、
余裕のある止まり方はさらにカッコよいです。
安全運転の基本中の基本なだけに、ブレーキ操作はしっかりとマスターしてください。
発進、停止、安定した走行が出来てきたら、いよいよクランクや一本橋などの1段階のヤマ場が来ます。
それらに備えてしっかり練習しておきましょう。
これ以降の記事で気になる記事がありましたら、ぜひ読んでおいてくださいね。
ちなみに自動車学校に入校するか迷っている人がいたら
オートバイの混雑期は5月6月と言われています。
問合せするなら早い方が良いですよ。
既に予約でいっぱいという所もあるはずです。


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